四季のうつろい

輝きの春

厳しい冬を乗り越え、一斉に草花の芽吹きが始まるのはゴールデンウィーク頃。龍岡城のお堀の桜も満開となります。爽やかな春の風が佐久平に吹きわたります。農林水産省の種蓄牧場に新しい命が芽生え、外で活動を始めるのもこの頃。子ヤギの姿をよく目にします。

躍動の夏

高原のカラマツの緑が濃くなり、高原野菜の出荷の最盛期を迎える夏。八ヶ岳と浅間山麓に囲まれた佐久平の地は標高が700m~1,000mと高く、夏の暑い日でもカラッとした暑さが特徴です軽井沢町の別荘地や川上村の高原野菜の緑が青空に映える時期です。

彩りの秋

紅葉のシーズンの訪れは9月中頃から始まります。高原に広がる広葉樹は秋の青空に真っ赤に燃え、まさに眠りにつく前の艶やかな姿を見せてくれます。八ヶ岳や浅間山の高いところから徐々に色づく世界が始まります。やがて来る厳しい冬の訪れの前に燃え尽きようとする自然の姿なのでしょうか。

静寂の冬

佐久平の冬は厳しい。日本海側に比べると降雪量は少ないものの、氷点下二桁の朝や真冬日も珍しくありません。そんな中でも佐久の子供たちは寒さに負けず、田んぼに張ったスケートリンクで楽しく遊んでいます。